待つこと

                  

待つこと☆冷静に見守る


 私が娘達の子育てを通して学んだことは、まず「待つこと」の大切さです。
 娘達は本当にゆっくり発達しています。

 でも、私が忙しい時や体調がすぐれない時などは、
 あまりにもゆっくりなことにイライラしてしまいます(−−〆)

 姉のユリは、こちらが何か質問しても、なかなか答えようとはしません。
 これは、言葉の理解力と本人の自信のなさが関係しているようです。
 すぐに返事が返ってこない時に「待つこと」をしないで
 「はっきり言いなさい!」と注意をしたら
 返って話そうとしなくなります。


 よく考えれば当たり前のことなんですよね。
 言葉っていうのは、人から「話なさい」と言われて話すのではなく
 自分が相手に伝えたいことがある・・・
 その伝えたい、という気持ちがあって言葉になるのです。

 でもユリの場合、返事が返ってくるまでが、あまりにも長いものですから
 私はどうしてもイライラしていました。
 今では、そんな時は無理に言わせようとしないで
 「言いたいことがあったら話してね」と言って
 焦らせないようにしています。

 最近は随分なくなりましたが、まだ娘に障害があると信じられなかった頃
 発達の遅れと育てにくさのあるユリに
 私はずい分厳しく接していたと思います。
 今思えば、あれは虐待だったのでは・・・!
 と思うくらいです。

 その当時、私はいつもイライラして厳しく接していたので、
 ユリは不安でおどおどしていました。
 そして、その頃の私は、娘を褒めることすら出来なかったので、
 ユリは何事に対しても自信がなく
 不安でびくびくしていました。

 今、思うとなんていうことをしたのだろう、と思いますが、
 その頃の私は、厳しく躾けて、
 少しでも普通に近づけることしか頭にありませんでした。
(今から思えば、そういうやり方は無意味なことだと思うのですが)

 でも、間違った子育てをしているのですから、
 うまく行くわけがありません。


 ユリが3歳の頃だったと思います・・・
 まったく喋らなくなり、ご飯もほんの少ししか食べなくなり
 ウツ状態のようになりました。
 小児科へ相談に行きましたが
 「なんでも医者が治せると思うのは間違ってますよ」と言われました。

 確かに私の対応が間違って、
 悪い状態になったのは事実だと認識していたので
 問題を解決するためには
 本人を変えようとするのではなく
 私のユリに対する対応を変えなくてはならなかったのです。

 まず、喋らなくなったこと・・・
 これは私が意地でも喋らせようとした結果のことです。

 ユリが何か言おうとしていたかもしれないのに、
 なかなか言葉が出てこないのにイライラして
 待ってあげることをしなかったためだと思います。

 私がユリの言いたいことを先取りして言わない・・・
 ユリが例え喋れなくても優しく教えてあげること
 何か言えた時は、すぐ反応してあげ、褒めて上げる。
 食事をあまり食べなくなったことに関しては、食べなさいと言わないで
 「おいしいよ〜」と言ってあげるだけにしました。
 とにかくユリの気持ちを一番に考えてあげることが大切だと思いました。


 この時のユリは3歳で幼かったせいかもしれませんが、
 私がこのことを実行するだけで、すぐに治りました。
 ひと呼吸おいて待ってあげることって
 結局は相手の気持ちを大切にすることなのですね。



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