問題行動☆指示待ち |
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問題行動☆指示待ちの対応 |
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もともと知的に遅れがある場合、 問題行動(困った行動や癖)が起こりやすいようです。 知的な遅れがあると、 自分の思いや要求などを思うように伝えられないので 情緒が不安定になるからだと思います。 逆に考えれば、周りの人が問題行動の起こりやすい子を理解し、 何を求めているのか考えて適切な対応を早めにとれば 防ぐことができるのではないのか?と、今となっては思いますが・・・。 多分、私は毎日の忙しい生活の中で、 ユリが出しているサインを見逃していたのだろうと思います。 理解して欲しいことを、私たち周りが見過ごしていたのでしょう。 ユリの問題行動は「指示待ち」という問題でした。 指示待ちとは、その言葉の通り、 誰かの指示がないと行動を起こすことが出来ないのです。 でも生活全般において全部の行動が「指示待ち」という状態ではなくて、 指示が必要なところと必要でない所がありました。 ユリは自閉症の「こだわり」が強く、 それが更に指示待ちを強くしていました。 具体的には食事の問題、部屋の移動に問題が起こりました。 まず食事ですが、自分から食べ物を口に入れようとしなくなり、 最初はこちらが「食べていいよ」と1回声を掛けると 最後まで食べていたのが、 次第に、食べ物をひと口入れる度に声を掛けさせるようになり・・・ ついには食べ物を取る時の声掛け(トル)、 そしてその食べ物を口に入れる時の声掛け(パク)が 必要になってしまいました。 それは、私が言わないとユリの手は止まったままだったので つい「トル」「パク」と言ってあげたのですが これも後になって思えば 「トル」で取る。「パク」で「食べる」のが ユリの中で決まり(ルール)になってしまうので 別のやり方でするべきだったのかな・・・って思いました。 私はユリに障害があるからと、わかっていても (どうして自分のことは自分でしないのか、我侭ではないのか・・・ お腹が空いたら自分で食べればいいじゃないか・・・と思うこともあり) どうしても許せず、可愛く思えなくなっていました。 このように ずっと「取る」「パク」と声かけしていたのですが、 外食の際も言わせるので 「トル」「パク」より、まだ「はい」「はい」の方が いいか(言いやすいので(^_^;))と思い、 ユリの大好きなお菓子を用意して 「はい」「はい」という声かけに変えました。 「トル」「パク」から「はい」に変えると ユリは食べないかな?と少し心配でしたが 何回か繰り返して、納得するように伝えると そこはユリも納得して食べてくれました。 次第に学校給食でも、ひと口入れるたびに 声掛けが必要になったので先生方も困惑していました。 もう、どうしてよいかわからなくなった私は 発達障害の子供を診ているというクリニックを訪れました。 担当医師から「こうしなくてはいけない・・・ こうするべき・・・といった考えを全部なくして下さい」と アドバイスを受け、 実際はなかなかうまくいきませんでしたが、 少しずつ私の方も慣れてきたのか、 ユリの行動を許せるようになってきました。 ユリは自閉症でも受動型で大人しいタイプだったので 私は無意識のうちにユリに対して 指示を与えることが多かったんだと思います。 いつのまにか、人の指示がないと動けないという状況を 作ってしまったかも知れません。 私も少しずつユリの行動を理解できるようになってきてましたが 体調の悪い時は、なかなか声掛けも大変でした。 でも、自分がこうすると決めたら、 周りの状況などお構いなしに実行するユリです。 声掛けする人が大変だろう・・・とか、 そういう気持ちは全くないのです。 私が元気な時はいいのですが、体調が悪い時に 「おかあさんは今日、熱があるから1人で食べてね」と、 お願いすると ユリは「わかった」と答えるのですが、 何時間たっても、いっこうに食べてくれません。 仕方なく声を掛けてあげると、何事もなかったかのように ニコニコして食べ始めました。 体調が悪い時は本当に辛かったです。 人の気持ちがわからないのでしょうね・・・辛いです。 ユリの障害は 人の気持ちがわかりにくいとわかってはいるけれど 実際このような状況になると この子は声掛けしなかったら、ずっと食べないんだ。 人の体調なんて関係ないんだと改めて本当に感じました。 そして、この声掛けは一体いつまで続くのかわからない、 先が見えないことも不安でした。 それから部屋の移動にも問題が起きて、 「おいで」と言ってあげないと来なくなったのです。 家ではそんなに困ることはないのですが、 学校でも同じようにするので、 クラスのお友達がユリの手を引っ張って 目的の部屋へ連れて行ってました ユリのこんな状態が約2年間続きました・・・(>_<) 長かったですが、2年間で何とか改善の方に向かっています。 少し、ユリ自身のこだわりが軽くなったかな、と感じた時期があり その時に別部屋で1人でなら食べられるか聞いたところ 「食べる」という返事が返ってきて 本当に食べていた時は、飛び上がって喜びました。 現在小学6年生になりましたが、 食事も別室で1人で食べています。 給食も最初の声掛けだけになったようです。 でも、外食の時はまだ声掛けが必要です(^_^;) 部屋の移動も学校では問題なくなり、 家でも脱衣所を除いては 自分で移動できるようになりました。 なぜ、脱衣所だけ出来ないのかわかりませんが 何かのこだわりを残しておかないと安心できないためなのか・・・ ユリの心の中で色々考えたのだと思います。 まあ、あせらず、ゆっくり進めていこうと思っています。 あまり深刻に考えすぎたり、早く解決しようと焦っては よい結果を生まないことが多いですから・・・。 この件で感じたことは 「こうあらねばならない、こうあるべき」 「こんなことは常識ではゆるされない」 「我侭だ」という 私の考え方を全部捨てる必要があり、 ユリの今ある状態をすべて受け入れることが出来た時に ユリも変化してきた、ということです。 「まあ、いいじゃないか・・・」という心で 暖かく見守ることも大切なんだと思いました。 ユリのこだわりに私がこだわってはいけない・・・ ということでしょうか。 結局、指示待ちというのは、 指示を与えながら改善していくしかないのかな、と思います。 あくまでも、ユリの場合ですが・・・。 私がこのHPで公開している日記にも記載してますが 後にコミュニケーションについて言語聴覚士の方に 相談を受ける機会がありました。 その時に「指示待ち」について、指示を与えながら改善していく方法を 続けてよいのか尋ねましたら次のような答えが返ってきました。 指示待ちは、指示を与える方法から、 ユリが自分の意思で選ぶように変えていくこと 口だけで言っても答えない時は、筆談でもまったく構わないので 紙に選択形式で書いて選ばせるとよい。 このようにして自分で選ぶ経験を増やしてあげること 本人の気持を大切にしていくやり方がよいようです。 ユリの場合は筆談ですが、そこのところは、それぞれに合ったやり方に 変えていってよいと思います。 とにかく自分で選んだという自信や満足感をつけてあげると よいと思います。 |
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