育てにくい子

                  

育てにくい子☆悩む日々


 我が家の長女ユリは1995年3月に元気な産声をあげて誕生しました。
 無事に生まれてきてくれたことに感謝しました。
 でも退院してすぐに悪夢が始まりました。

 普通、新生児の頃は寝てばかりと思ってましたがユリは違っていました。

 突然の物凄い泣き方・・・
 抱っこしてもえびぞりになって泣き止まない・・・
 ミルクを与えてもオムツを交換しても・・・
 泣き止まないし寝てくれない・・・

 実家の母は、その当時のユリの状態は異常だった、と
 現在でも言ってます。
 とにかくあまり眠らない、泣いてばかりの育てにくい子でした。

 でも、こんな育てにくい子でも私と目は合うし 
 あやせば笑うので成長に関しては心配していませんでした。

 1歳の誕生日を迎える頃には 線へのこだわりが見られ、
 家の中では敷居が境界線になっていて、
 自分の部屋の敷居から出ようとはしませんでした。

 本当に変わった子だなあ、と思っていましたが
 当時、障害について何も知識を持ち合わせていなかった私は
 ただカンが強く難しい性格の変わった子だと思い、
 まさか障害があるとは思いもしなかったのです。
 こだわり、パニックのない時は、とても大人しく
 ニコニコ笑顔で、どっしりと座っていることが多かったので
 障害と思わなかったのかも知れません。

 知り合いが遊びに来た時には、ユリのことを
 いつもニコニコして愛嬌いいね〜って
 言ってたくらいです。。

 そして1996年12月、ユリが1歳9ヶ月の時、妹のマリが生まれました。

 マリはユリとは違って、とてもおとなしく手がかかりません。
 ユリが大変だったのでマリは何て親孝行なのかしら・・・と
 感謝していました。

 ユリは1歳半頃から青い色の洋服だけを着る・・・という、
 色に対するこだわりが出てきていました。

 車の色にも、こだわり始め
 タクシーや黒い色の乗用車に乗るのが、どうしても嫌で暴れていました。

 この頃から、歩いて買い物に行く途中、自分の目の前に急に車が止まったり、
 いつもの道順を変更した時は、もの凄いパニック状態でした。
 ユリと出かける時は、何事も起こりませんように〜・・・と、
 祈るような気持ちで手を繋いで歩いていました。
 この状態が3歳の終わりまで続きました。

 市の3歳児検診にも行ったのですが、
 この頃の私はユリを異常だとは思いたくなく
 何とか無事に検診を終えることしか考えてなかったので
 不安なことはいっさい話しませんでした。そして無事に検診を終えました。

 かなり怪しいところがあったと思うのに、何も言われなくて不思議なくらいです。
 ただ、今になって思えば不安な事を話して
 早くに療育を開始した方がよかったのかとは思うのですが、
 その頃は、そういうやりにくい状態も、これから幼稚園に行くようになって
 集団生活に入ればなんとかなるのではないか・・・と考えていたのです。


 ユリは4歳(年中)から幼稚園に入園しました。
 やはり周りの子供との差は歴然でした。
 ユリはまるでお友達が目に入っていない様子・・・。
 先生の指示もなかなか通らない・・・。
 周りのお友達の行動を真似て自分から行動に移す、ということが
 全く出来ていませんでした。

 ある日、園長先生から
 「おかあさん、いつもユリちゃんの目を見て話しかけてる?」と
 聞かれました。

 私にとってユリは初めての子だったし、
 生まれた時から愛情を持ってたくさん語りかけてきたし
 自分では普通の子育てをしてきたつもりです。

 園長先生は私の対応に問題があって、
 ユリの発達が遅れていると思ったのかな・・・。
 そんなふうに思えて仕方ありませんでした。

 言葉の発達も普通に発達しなくて、会話が苦手で、
 こちらが質問した事に短い返事を返すだけでした。
 この頃のユリの会話といえば
 例えば「ねえ、お母さん、このお菓子食べてもいい?」という文を
 「お母さん、お菓子食べる」という言い方で話していました。

 ねえねえ・・・という語りかけや、
 疑問文もいつまでも出てきませんでした。

 自閉症は言葉のキャッチボールが苦手だと言われますが、まさにそうです。
 普通の会話は、とても難しいようです。

 当時、障害について無知だった私も、
 ユリの成長は何かがおかしい、と確実に感じていました。
 この子には知的な障害があるのではないかと思い不安な日々を過ごしました。

 そしてこの頃、妹のマリの発達も心配になってきました。
 目を離すとどこかに行ってしまう、
 人に無関心でいつも動き回っていました。
 人より物に興味があるといった感じで、とてもクールな感じの子でした。
 それにもうすぐ3歳だというのに単語しか話せません。
 (言葉はユリの時よりも遅れていました。)

 どうして2人とも遅れてるのだろうか?
 何故2人なんだろう・・・
 何が原因なのだろうか?
 
 とても不安になった私は、
 娘たちを、病院で診てもらおうと強く思いました。



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